複合旋盤加工|当社 複合加工機INTEGREX i-100のご紹介
高精度な加工ができるINTEGREX i-100
INTEGREX i-100は、1チャッキング全加工を可能とした先進の複合加工機として登場し、高速・高精度な加工の実現、大きなY軸ストロークで加工域も拡大しています。バーフィーダー(棒材供給装置)を取り付けており、Φ50までの加工品を量産できる体制を整え、かつテールストックを装備し、長尺物にも対応出来る仕様となっています。
チャックサイズは6インチ、主軸最大回転速度6,000rpm、ミル主軸最大回転速12,000rpm、最大加工径はΦ500、最大加工長さは519㎜となっています。(カタログ値)
INTEGREX i-100は、剛性が高く、重切削ができると同時に、高速軸送り時に発生する振動を大幅に抑制できる、振動防止抑制機能が備わっています。また、ボールねじ軸心冷却を標準装備しており、ボールねじの発熱や、サーボモーターからの熱影響を防ぐことができるため、高精度な加工を得意としています。さらに、第一主軸・ミル主軸ともに最小割出し角度0.0001°であり、同時5軸加工ができるため、複雑形状の加工も対応可能です。
こうした特性を活かし当社では、角度に公差がある、面粗度が高い、穴ピッチ精度が高いなど、高精度なシャフトや、フランジの加工を行っています。
しかもプログラム作成が早い
INTEGREX i-100には、プログラム機能として、材料の種類、サイズ、加工寸法などの情報を入力するだけでプログラム作成が簡単に行えるという対話式プログラムが備わっています。難しい操作が不要で、画面の質問に答えることによってプログラミングができます。プログラム作成が容易であり、多品種少量や試作案件には非常に有効です。
また、最近ではAIによるプログラミング機能を搭載したも導入しました。これにより、単純形状であれば、自動プログラミングや自動見積りも可能となり、さらなる短納期対応が可能となっています。
当社では、他メーカーの機械も数多く保有していますが、CNCプログラミングの知識が必要なので、INTEGREX i-100と比較し、プログラミング作成に時間がかかってしまいます。
INTEGREX i-100の仕様
仕様 | |
最大加工径 | 500 mm |
棒材作業能力 | 51 mm |
最大加工長さ | 519 mm |
X軸移動量 | 450 mm |
Y軸移動量 | 210 mm |
Z軸移動量 | 569 mm |
W軸移動量 | 807 mm |
第1主軸チャックサイズ | 6 寸 |
主軸最大回転速度 | 6000 min-1 |
B軸割り出し範囲 | -30°~210°(0.0001°割出) |
工具収納本数 | 36 |
ミル主軸最大回転速度 | 12000 min-1 |
ミル主軸最大トルク | 49.4 N・m |
INTEGREX i-100の加工事例
カバー
こちらは、半導体製造装置で使用されるカバーです。同軸度が0.01、面粗度が0.8という厳しい公差でしたが、INTEGREX i-100で加工することで問題なく加工できました。
フランジ付きシャフト
こちらは、半導体製造装置で使用されるフランジ付きシャフトです。長さが100mmで、同軸度が0.02、かつ直角度が5μmと高精度が求められるため、INTEGREX i-100で加工を行いました。
複合旋盤加工は、精密切削 スピード加工センター.comにお任せください!
当社では、INTEGREX i-100による複合旋盤加工で、QCD向上を実現しています。
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