当社のプレート切削加工の特長
01
パレットチェンジャー付き横形MCによる 高効率 連続加工
02
横形MCによる3面の同時加工(表・裏・側面)の加工で リードタイムの短縮を実現
03
鉄・アルミ・ステンレスなどの 幅広い材質のプレート加工実績
04
1個から数百個程度の試作・量産に対応
05
50角~600角mmのプレート加工に対応
06
平面度0.02から対応
当社では、試作と量産の加工効率を最大限に高めるため、用途に応じて加工機を使い分けています。試作は立形マシニングセンタで、量産はパレットチェンジャー付き横形マシニングセンタを使用し、それぞれの強みを活かした加工を行っています。特に横形マシニングセンタは、B軸の回転によって2~3方向からの多面加工が可能であり、工程集約による生産効率の向上を実現しています。
横形マシニングセンタの加工方法の詳細
バイスを用いた加工
小ロット生産や、ワークサイズが5t x 30 x 60mmから20t x 140 x 500mmまでの範囲では、バイスを使用して加工を行います。システムバイスも備えており、幅広いサイズのワークに対応可能です。
2面イケール側面にシステムバイスを設置(左)、2面イケールにマシンバイス2連設置(右)
治具を用いた加工
バイスで対応できないサイズや、量産品の加工には多数個取り治具を製作し、治具とワークを横形マシニングセンタのイケールに取り付けて加工します。これにより、効率的な量産加工が可能になります。
4面イケール オーバーハングイケール 十字イケール
400×400×800 250×600×800 200×200×800
プレートの加工サイズ
現在対応可能なプレート加工サイズは以下の通りです:
・50mm角~600mm角
・20mm x 100mm~100mm x 500mm
・厚み:3mm~20mm程度
なお、当社の横形マシニングセンタ「a81nx」のX軸移動量は900mmですが、クランプ代や多面加工の必要性を考慮し、実際の加工可能なワークサイズはおおよそ600mm角までを上限としています。
当社のプレート切削加工事例
デジタル水準器のベース部品
詳細はこちら水準器全体の精度に直結する重要なパーツであり、高い加工精度が要求されます。そのため、複合旋盤による精密加工を行った後、平面研削盤を使用して平面度3μm、表面粗さ0.4μmまで仕上げを施しています。
アーム
詳細はこちら形状が多角形で複雑なため、立形マシニングセンタで加工しようとすると、5工程(正面の加工→裏面の加工→側面のタップ加工×3)必要です。当社では、横形マシニングセンタでバイスや専用治具を使い、工程集約をし、側面のタップ加工を1工程で出来、3工程で完成しています。
これにより、リードタイムの短縮とコストダウンを実現しています。
プレート
詳細はこちら横形マシニングセンタを活用し、多数パレットと治具製作によって多数個取りによる加工をしており、リードタイムの短縮と、コストダウンを実現しています。
その際、同じ治具で裏表の加工ができるよう治具設計を行い、無駄にパレット面を使用せず運用でき、効率的に量産を行っています。