傾斜加工の角度を1°単位で設定することによるコストダウン・リードタイム短縮
提案内容 | 傾斜角度が10.5°など細かい角度を10°など1°単位で設定 |
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提案効果 | コストダウン・リードタイム短縮 |
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Before
傾斜角度がコンマ単位だと、加工個所によっては、ボールエンドミルやラジアスエンドミルなどで立体加工、もしくは傾斜の治具が必要となります。その結果、加工時間が増え、コストアップに繋がってしまいます。
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After
通常の横型マシニングセンタは、インデックステーブル1°割り出しを採用しているため、1°単位の傾斜加工であれば、フラットエンドミルで容易に加工することが可能です。
Point
コンマ単位の傾斜加工を行うことも可能ではありますが、横型マシニングセンタで加工すると非常に時間がかかってしまいます。また、同時5軸マシニングセンタであれば、比較的容易に加工できますが、加工単価は高くなってしまいます。
1°単位の傾斜にしていただくことで、加工時間が短くなり、また刃物本数も削減できるため、リードタイムの短縮と、コストダウンに繋がります。