複合旋盤加工|当社 複合加工機INTEGREX j-200Sのご紹介
大径の自動加工ができるINTEGREX j-200S
INTEGREX j-200Sは、1チャッキングで全加工ができる、大径の自動加工に適した複合加工機です。別コラムでご紹介している6インチのINTEGREX i-100と比較し、INTEGREX j-200Sは、8インチ中空チャック、貫通穴Φ65仕様である為、φ65までのバー材の加工が可能です。(INTEGREX i-100は、φ50まで)。また、チャックサイズも i-100と比較し、φ50程度大きいです。そのため当社では、比較的径が大きいフランジ・ハウジング・ナットの加工に使用しています。
しかし、i-100の方が剛性が高く、最小割出し角度が高精度で、また同時5軸にも対応しているため、SUS304などの難削材の加工や、3次元曲面などの複雑形状の加工をする場合は、i-100を使用します。
しかもサブスピンドル付
INTEGREX j-200Sには、サブスピンドル機能が付いています。自動チャッキングによる完全自動化で、飛躍的に生産性向上と精度向上を実現できます。
例えば、タップや切欠き、取付穴など複数個所に位相関係があるワークを加工する場合、サブスピンドル機能が付いていないj-200だと、1工程目の加工の際に位置出し用の切り欠きを設け、2工程目で、1工程目との位置関係を考慮して、正確にチャッキングをし直す必要があるため、時間がかかってしまいます。一方、j-200Sであれば、自動で位置だしをしてくれるため、手動によるチャッキングがなくなります。その結果、生産性が高まると同時に、位置がずれるといった人的ミスも防げるため、歩留まりの向上も実現できます。
INTEGREX j-200Sの仕様
仕様 | |
最大加工径 | 500 mm |
棒材作業能力 | 65 mm |
最大加工長さ | 910 mm |
X軸移動量 | 450 mm |
Y軸移動量 | 200 mm |
Z軸移動量 | 960 mm |
第1主軸チャックサイズ | 8寸 |
第2主軸チャックサイズ | 6寸 |
主軸最大回転速度 | 5000min-1(第1・第2) |
B軸割り出し範囲 | -30°~210°(1°割出) |
工具収納本数 | 36 |
ミル主軸最大回転速度 | 12000 min-1 |
ミル主軸最大トルク | 27.5 N・m |
INTEGREX j-200Sの加工事例
ハウジング
こちらは、産業用ロボットのハウジング部品です。サブスピンドル機能により、表裏の加工を自動で加工ができ、 j-200Sの利点が活きた事例です。
ノブ
こちらは、医療機器で使用されるノブです。毎月約500個を生産するため、INTEGREX j-200Sで加工し、ワークの脱着作業を省くことで、生産性を高めています。
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当社では、INTEGREX j-200Sによる複合旋盤加工で、QCD向上を実現しています。
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