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QCD向上提案事例

データム軸を指定する面(素材面)を切削可にすることによるコストダウン

提案内容

データム軸を指定する面(素材面)を切削可にする

提案効果

コストダウン、リードタイム短縮

Before

素材(生材)面に対して同軸度公差が指定されている場合、素材面を削らずに加工を行わなければならず、精度確保が非常に難しくなります。

同軸度を満たすためには、高度な段取りや専用治具の製作が必要になることもあり、作業時間の増加や製作コストの上昇を招きます。

場合によっては、二次加工された高価な素材を使用せざるを得ず、さらにコストが膨らんでしまいます。

After

データム軸を指定する面(素材面)を切削可にすることで、精度を出しやすくなりかつ、コストを抑えることができます。さらに、参考寸法を普通公差寸法に変更できる場合には、さらなるコストダウンにつながります。

データム軸を指定している素材面を「切削可」とすることで、精度を容易に確保できます。これにより段取りが簡素化でき、治具製作も不要となるため、加工コストを大幅に削減できます。

さらに、参考寸法を普通公差へ変更できる場合には、さらなるコストダウンにつながります。

Point

旋盤加工では、一度仕上げた円筒を外して再度つかみ直すだけでも、わずかな同軸度のズレは必ず発生します。切削加工していない生材面をつかむ場合、そのズレはさらに大きくなり、精度確保が困難になります。

そのため、データムを素材面基準の軸ではなく、切削した(切削しても良い)面基準の軸に指定していただくと、加工がスムーズに進み、精度も安定します。

なお、参考寸法を基準としてデータム指示を行うと、寸法保証ができなくなるため推奨できません。

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