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QCD向上提案事例

円筒形状のキリ指示によるコストダウン

提案内容

厳しい表面粗さが不要な箇所には「キリ」指示を追加

提案効果

不要な加工工数と高額工具の使用を削減

Before

フランジやカラー、スペーサーなどの円筒形状部品では、図面枠内に記載された表面粗さの指示が、そのまま全ての面に適用されるケースがあります。

その結果、本来は機能上要求されない内径面にまで高い表面粗さが必要とされ、不要な追加加工が発生します。特に深穴部では、表面粗さを確保するために超硬のロングネックエンドミルなどの高額工具を使用し、切粉排出や工具のたわみ、ビビり対策まで行う必要があるため、加工条件の最適化に時間とコストがかかってしまいます。

After

図面上で表面粗さが不要な部分には、「キリ」の指示(JIS B 0001に基づくドリル加工のみの仕上げ指示)を追加することで、加工はドリル加工のみで完結するようになりました。

これにより、深穴部を含む不要な仕上げ加工が省略され、使用する工具も一般的なドリルで済むため、加工時間と工具費用の双方で大幅なコストダウンを実現しました。

Point

本事例は、多くの図面に見受けられる典型的な改善ポイントです。

部品の機能上、表面粗さが荒くても問題ない箇所には「キリ」指示を入れていただくことを推奨します。わずかな図面上の工夫で、無駄な仕上げ加工を減らし、コストダウンにつながります。

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