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QCD向上提案事例

アングル材の厚み公差を見直し、歪み取り工程の削減

提案内容

厚み公差を厳密に設定せず参考寸法(カッコ寸法)とする

提案効果

歪み取り工程の省略

Before

当社ではSUS304、SS400、A6063といったアングル材を用いた部品で、片面をフライス加工するケースが多くあります。しかしアングル材は、入荷時点で反りや歪み、直角度の不良といった問題を抱えていることが少なくありません。

こうした状態のままフライス加工を行うと、厚みの一般公差を守れないケースがほとんどです。そのため、粗加工の段階で歪み取りや直角度の修正を行った上で仕上げ加工をする必要があり、この追加工程がコストアップにつながってしまいます。

After

厚みに対して厳密な公差が求められない場合には、図面に厚み寸法を参考寸法(カッコ寸法)として記載いただくことをご提案します。このようにしていただければ、多少の厚みのばらつきを許容した加工が可能となり、歪み取りや直角度修正にかかる工数を省略できます。

その結果、リードタイムを短縮するとともに、加工コストの削減を実現できます。

Point

ただし注意点として、SUS304のHOT材やSS400の黒皮材は、表面が粗く見た目も美しくありません。さらに、片面をフライス加工したとしても厚みのばらつきは避けられないため、使用するアングル材の特性を理解したうえで設計に反映することが重要です。

こうした材料特性を考慮し、設計段階で公差を柔軟に設定することで、無駄な工程を減らし、製造コストの削減につながります。

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