A5052 ケース

こちらは、食品機械で使用されるA5052製ケースです。

本製品は、ボス部底面の平面度・直角度0.05mm以内という厳しい加工要求が課されていました。当初は他社様にて立形マシニングを使用し、全4工程で製作されていましたが、

・工程数が多くチャッキング回数も増えるため、精度が安定しにくい
・1ロット50個という数量で、短納期対応が難しい

いう課題があり、当社にご相談いただきました。

当社では、横形マシニングセンタa61-21PCを活用し、工程を4工程から2工程に集約しました。これにより、加工時間の短縮と安定した精度を実現できました。チャッキング回数を減らしたことで位置ズレや寸法バラツキを抑え、要求される平面度・直角度を安定してクリアしています。

また、当社は立形・横形の両マシニングセンタを保有しており、製品形状・精度条件・生産数量に合わせて最適な加工方法を柔軟に選定できます。本事例ではその強みを活かし、精度の安定化・リードタイム短縮・コストダウンの3つを同時に達成しました。