ロ－レットスクリューノブ

こちらは、食品加工機器で使用されるロ－レットスクリューノブです。

本製品は20mm角の四角形状で、深さ55mmという非常に深い形状を持つ部品です。通常であればワイヤ放電加工機を用いて加工を行いますが、本製品は抜き部が止まり穴であるため、ワイヤ放電加工では対応できません。そこで当社では、複合旋盤を使用して加工を行いました。

まず、外径のローレット部を高精度に加工。その後、20mm角の四角形状を深さ55mmまで掘り込む加工を実施しました。ローレット加工は、材質や径に応じて最適な加工条件を見極める必要があり、品質を安定させるのが難しい加工です。しかし、当社は豊富なローレット加工の実績を持ち、条件の微調整を行いながら、高精度かつ安定した品質を実現しています。

当社では、本事例のような止まり穴かつ深い形状の複雑な加工、ローレット加工にも柔軟に対応可能です。